期待される応用分野

農作物の土壌改良

環境悪化によるミネラルの現象

例えばガーデニングや家庭菜園で用いる土壌は、通常市販のものを使用することが多と思いますが、同じ商品を、同じ業者から購入した場合でも、土壌の栄養分が異なり、安定した育成が行えないことが多々あります。
これは、近年環境悪化に伴い土壌のミネラル分が損なわれ、良質な土壌を手に入れることが難しくなっており、土壌の健康を維持のための投資コスト等が原因となっていると考えられます。よって肥料を与えても植物がミネラルを十分に取り込めないため、育成に支障をきたすのです。

野菜中の鉄分の栄養素年度別減少比較
野菜中の鉄分の年度別減少比較 科学技術庁(日本食品標準成分表)
野菜 鉄分(100g当り)
1951年 1982年 2000年
にんじん 2.1mg 0.8mg 0.2mg
ほうれん草 13.0mg 3.7mg 2.0mg
りんご 2.0mg 0.1mg -
かいわれ大根 1.0mg 0.3mg 0.2mg
トマト 2.0mg - 0.1mg

土壌へのミネラル補給

このように土壌の鉄分が減少していることを考慮すると、他のミネラル栄養素も年々減少し続けていることが予想され、野菜や果物から最適な栄養素を摂取するのは、今後極めて困難であると予想されます。

フィジコムは通水でミネラルの溶出が可能です。雨や水やりの時、水がフィジコムを通過した際に溶出されたミネラルが土壌に浸透し、それを植物が吸収すれば、ミネラルを豊富に含んだ農作物の栽培が可能となると考えられます。
現在上記過程を実験中で、植物の生長過程でミネラルがどのように成長を助けるかを含めて検証しております。

酸性化の中和機能

土壌のpHはその地域の環境要因によって異なりますが、酸性化の大きな原因となるのは酸性雨です。酸性雨の原因となるのは大気汚染物質で、主なものは、石炭や石油の燃焼により発生する硫黄酸化物と窒素酸化物です。
酸性雨が土壌に降ることによって土壌の酸性化が進み、また偏西風などの影響で他国の大気汚染物質が日本流れて来ているのが現状で、酸性土壌は日本の土の特徴となっています。
しかし酸性土壌のままでは、多くの作物は良く育たないために、作付け前に石灰などで矯正する必要があります。
フィジコムには現在酸性土壌の中和をする働きがあることがわかっています。カルシウムイオンが安定的に供給されるため、土壌の中和機能も備え、農作物の育成に適した環境を作ります。

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